2023年10月19日 木曜日
雲一つない秋空の下で子ども達の笑顔と元気な声が響き渡った昨日の運動会。登園したHくんが「先生おはよう!!昨日お母さんが運動会頑張ったからご褒美でお寿司食べに行ってきたんよ」と嬉しそうに話をしていると、近くにいたKちゃんも「私はねお肉食べに行ってきた!」など子ども達が沢山話してくれました。
仮園舎のテントやテラスの下では、年長児が画板やマットを使いお絵描きをしていました。年長さんが描いている絵は衣装なども細かく描いていました。きりん組のKくんは、友達が着ている体操服を見ながら描いていたり、Mちゃんが描いていたリレーの絵には自分や友達、さんさんらんどで見ていた保護者の他にも、周りにいた教師のいた場所までも覚えていて忠実に描いていることに驚かされました。子ども達の絵はそれぞれ忠実に再現されて、表現の仕方や感性の凄さに感心するばかりでした。
そんな中園庭では年中児と年少児とでリレーをしたり、他学年の踊りを教え合ったりして楽しんでいました。本部席があったテントの下では、教師と一緒に新聞紙でポンポンや指揮棒などを嬉しそうに持っている年少児がいました。ちゅうりっぷ組のTちゃんは「先生お姉ちゃんがしていたポンポンが欲しいから作って」と言ってきたので、「いいよ~!」と引き受けたのですが、材料の新聞紙やセロハンテープを探したり、他の園児と話をしたりして遅くなってしまいました。すると、待ちわびたTちゃんが少し怒った表情で「ねえ先生いつになったら作るの?」と言いにきました。「ごめんね。今から作ろう」と作り始めると、その様子を見に来た他の園児に「今お姉ちゃんと一緒のポンポン作ってもらってるんよ。いいやろ~」と話していました。
ちゅうりっぷ組のKくんは、作ってもらった旗に絵を描いてくると嬉しそうに振っていました。その様子を見た古森先生がマンツーマン指導で旗の振りや足の動かし方などを教えてくれていました。教えてもらっている子ども達の表情はいつも以上に真剣に話を聞き、その動きを真似ようとする姿は幼い年長児さんのように見えとても可愛らしく思いました。その後は園庭中央に準備された保育園の運動会用の人工芝では、廃材箱から作ってきた手作りの太鼓などの楽器や旗を持ちよった異年齢児が集まり、年長児さながらの鼓笛隊を楽しんでいました。運動会の余韻はまだまだ冷めそうにない子ども達です。
昼食頃に園庭で何やら騒がしかったので覗いて見ると年中さん達がリレーをしていたので駆け寄った時には、すでにアンカーが走りだした時でした。走り終えた子ども達が「がんばれー!!」と応援している中に「早くゴールの線を越えないと!!」と教師が何度も言っているのが聞こえたので振り返ってみると、ゴールの線手前で立ち止まっている子どもがいました。その園児はゴールの線を越える前にゴールできたと思いクラスの友達がいる所に行ってしまっていたのでした。ゴール前に戻された園児は「ゴールしたのにどうして戻されたのだろう?」といった表情で見ていました。そうこうしている内に、後ろを走っていた園児が次々にゴールしていったのでした。走り終わった年中さんに古森先生がリレーには走る事だけでなく、ルールがある事を教えてくれました。今日たくさん教えてもらった年中さん達のリレー、次からまた一味違ったリレーが見られそうです。
2023年10月18日 水曜日
今朝、園長が一番に「今日は九州から北海道まで日本中が晴れなんだって!」と教えてくれました。毎年雨の心配があったり、予想気温が低かったり天気に不安があるのですが、今年のお日様は三葉っ子のために日本中を晴れにするほどのパワーで、三葉の運動会を応援しているかのように感じました。先日は雲がおいかけっこしているような空模様でしたが、一部赤コースの時は雲一つないまさしく日本晴れ!二部青コースはどうかな?と思ったら、雲がぽこっと大きく出てきて、なんだか怪獣のように見えます!運動会の案内状デザインの工事の重機「バックホー」は怪獣に見立てているし、年少さんの競技も「かいじゅうのたまごわり」だし・・・と神様が面白がっていたずらしているかのような楽しい気持ちになりました。
今年は開会前の諸注意、開会式の進行、プログラム紹介を年長児が任せてもらいました。年長児が真面目な顔で「ビールやお酒は飲まないでください」と言うのがかわいらしくて保護者からも暖かい笑いが起こりました。諸注意、進行、開会宣言、プログラム紹介はつい先日練習し始めたばかり・・・でもマイク大好き三葉っ子。任せてもらえたことを力にまた一つ自信につなげる姿が見られました。運動会を「やらされる」のではなく、自分たちで主体的に「創り上げる」ことが三葉っ子の運動会の一つのねらいです。
今年の運動会はコロナ禍では叶わなかったノーマスク、大きな声、のびのびとした活動がようやく取り戻せたように思います。め~っちゃ元気に踊れた「めっちゃ元気体操」を皮切りに今年の運動会が始まりました。
プレ年少たんぽぽ組さんの踊り「ペンギンサンバ」。
練習でにこにこ、ぷりぷりかわいく踊っていたたんぽぽさんたちでしたが、たくさんのお客さんを前にどきどき、又お父さんお母さんと離れてさみしくなる子もいました。今日は年長児のお手伝いのお姉さんたちと一緒に手をつないで踊りました。二部の時には登園が中途半端な時間になったため涙が出る子が多かったので、急遽年少さんとプログラムの順番を入れ替えてもらいました!(年少さんありがとう!)静かになるために出番の合間に肝油ドロップをぱくっと口に入れてもらったのは内緒です。年少さんのたまごわりを見て怪獣が出てきたことが面白かったのか、出番の頃には少し落ち着きました。えらかったね。子どもたちの衣装がかわいくて教師たちはみんなかわいいぺんぎんちゃんたちにメロメロです。泣いてもかわいい、笑って、もちろんかわいいたんぽぽさんでした
たんぽぽさんのかけっこ「ここまでおいで」は入場門での待機中、年長の踊りを見ていたことで涙も止まり、名前を呼んでもらって「は~い!」とご機嫌でお返事することができました。たんぽぽさんのかけっこは年中児のお兄さんお姉さんにお手伝いしてもらいました。人数も多いたんぽぽさんでしたが、みんなよく頑張りました。これからどんどん体が大きくなって逞しくなって、数年後にはみんなもリレーをします。お父さんお母さん、今日の初めてのかけっこ・運動会を覚えていてくださいね。
年少児の競技「かいじゅうのたまごわり」
たまごの割れ方に何日も何日も試行錯誤してきた競技でしたが、今日の本番は大成功!両クラスとも大きな時間の差もなくぱかっと割れてほっとした担任たちです。朝ちょっと泣いてきたKちゃんでしたが、Kちゃんを中心に考えたかいじゅうのデザインだったので、ぱかっと割れた時は満面の笑みでした。今日のたまごわりが上手で大成功だったので、年長児のお手伝い隊の出番はありませんでしたが、実はやりたいと思っている子が多いこの競技。年少さんのお片付けも早く、なんでも楽しそうに一生懸命する年少児がかわいかったです。
踊り「ぱんぱかぱーんパイナップル」は自分で材料を集めて作ったパイナップルの飾りと腰みのがとにかくかわいい!子どもたちも自分がかわいいことをわかっていて(笑)、衣装を身に着けると必ず違う学年の先生の元へ行き、「ねぇ見て」とちょんちょんと裾を引っ張るのです。入場の「HO~ほら行こうぜ!」の曲に合わせてトトトト~っとパイナップルが集まるところがかわいくって大好きです。かわいい衣装+かわいい笑顔で堂々と踊る姿に思わず微笑んでしまいます。仲間のパイナップルちゃんたちと元気いっぱい踊る姿にお客さんの表情もほころんでいました。楽しく踊れたことが満足の年少さんたちでした。
かけっこ「よーいどん」では名前を自分で言うことに挑戦しました。お父さんお母さんからの初めてのプレゼントである大事な名前を大きな声でいう事はこれから成長して生きていく上で大事なことです。最初は返事だけにしようかと考えていた教師たちでしたが、そんな思いもあって名前をいう事に決めました。
年中児のかけっこ「めざせゴール」はお父さんお母さんの応援があったからなのか、練習の時よりも大きな声で名前を言うことができました。練習の時、かけっこで負けるのが悔しくて、1番じゃなかったら拗ねたり怒ったりする子がいました。今日、3番でゴールした時に担任は心配してあえて順位を濁して「がんばったね、一番かっこよかったよ。」と声をかけたのに、すっと自分で3番の順位札の所に並んで「今日3番だったんよね♪」と落ち着いた表情で話したそうです。運動会の練習の中でずいぶん成長したんだなと嬉しい出来事でした。
競技「三葉ねぶた祭」
ねぶた祭りってなぁに?から始まった年中さん。思い思いにねぶたの山車を作ると総重量10キロ以上になりました。あるクラスは大きく作りすぎて階段を降ろせないというハプニングがありました。2クラスで体重計を使って重さ比べをして勝負に臨んだクラスもありました。4クラスともお祭り男お祭り女が張り切って山車を引っ張りました。後半のひつじ組うさぎ組の勝負ではぴぴ~っと終了の笛が鳴ったのに、アナウンスの年長児が「まだ勝負は終わっていません。あと少し残っています」と言われ教師たちはきょと~ん。「え?何が?!」とゴールの線を見るとあと10数センチ、わずかに届いていなかったのです。目の付け所が面白いな~と職員会で大笑いでした。
踊り「エンジン全開」園舎建て替え工事の今年ならでは!元気な年中児にぴったりの曲でした。日本中、どこを探しても作業服とヘルメットと安全帯を着けて踊る運動会はないだろうと自負しています!初めてあの衣装を見た園長や年中以外の教師たちはなぜかその姿がかわいい+おもしろいで大笑い!しました。いつの間にか着こなしてアイテムを増やしてかっこいいに変身させた年中さんはさすがです!二部青コースの時にはスペシャルゲストで建て替え工事をしてくれている「大林組」さんの工事のお兄さん達が子どもたちの様子を見に来てくださいました。いつも工事を頑張ってくれているお兄さんたちが来てくれて大喜びの子どもたちが出番の前に「頑張ります!見ててね!」と声をかけて踊り始めました。笑顔で拍手をくださってまたまた嬉しい子どもたちでした。
年長児の踊り「獅子舞」は一週間前に隊形移動の仕方を変更しました。また一部と二部で観覧の保護者が入れ替わるので、なんと一部と二部でスタートの場所やそれに伴う移動場所、決めポーズの位置が違うのです。本当によく頑張ったと思います。練習の時から「疲れた、もうやりたくない」と言わなかった年長さんたち。数日前、ちょっぴり疲れた様子が見られましたが今日は出番の前から目が輝いていました。それを見た園長が「今日は頑張ろうね!みんななら大丈夫!自分たちで考えてやってごらん」と声をかけてくれました。練習の時には気付かなかった子ども同士の声の掛け合いや、さりげない手での制止、アイコンタクト・・・いつの間にこんなにかっこよくなったんだろうと驚きました。和太鼓を自分達で叩くことになってめきめき自信をつけていった太鼓隊。みんなが「かっこよく踊ろう」という思いで頑張ったのが伝わってきました。
鼓笛隊「ぼよよん行進曲」ではみんなの心を一つに、今日は「お父さんお母さんのために頑張る」という気持ちで臨みました。鼓笛隊の練習を初めてしたとき、園長にフランスの鼓笛隊の話をしてもらいました。フランスの兵隊さんたちは王様、王女様のために隊を頑張るそうです。みんなの運動会での王様、王女様は誰?と聞かれて「お父さんお母さん!」と答えたのが始まりです。練習の中で園長が「今日は担任の先生のために頑張ってみて?」と言った日がありました。子どもたちが一生懸命頑張る姿を見守りながら「今わたしのために頑張ってくれている子がこの中にいるんだ」と思うと物凄く嬉しく、胸がじ~んとしたことがありました。お父さん、お母さん、みんな頑張ったでしょう?子どもたちの心の中にお父さんお母さんの顔を思い浮かべながら今日は頑張りましたよ。かっこよかったですね。今日の子どもたちは「見て!ぼく/わたし頑張ってるよ!!」の目が何人も輝いていました。そこそこで見守っている教師たちの隣を通り過ぎる度にその目で教師を何人もが見つめるのです。あんなに泣き虫だった子が一生懸命首でリズムをとりながら叩く姿、二日前までできなかったことを成功させようと隣同士アイコンタクトを取りながらタイミングを合わせる子、大きな声で歌う子、振りの上下が合わなかったのに今日はばっちり合わせてきてにこっとほほ笑む余裕まであった子、旗の上げ下げのカウントを大きな声で数える子、指揮の笛のタイミングが難しくて自信なさそうに吹いていたのに、お腹に力を入れてかっこいい笛を吹いた子、みんな一人ひとりがんばったポイントがあって、練習の中でその成長の様子を近くで見ているだけに年長の担任もそれ以外の小さいころを見てきた教師たちもみんな目頭が熱くなりました。
クラス対抗リレーはその大迫力にお客さんもみんな楽しそうに応援してくださっていたように見えました。転んだ子がいましたが、それを見てハッとした教師がすぐさま側に行こうと立ちかけた時に周りの友達が駆け寄って来て心配そうに声をかけだしました。「大丈夫?」「痛かったやろ?」「頑張ったね」と頭をなでたり肩をさすったりする子ども同士の様子に教師は今はやめておこうと見守りました。いろんな性格、得意不得意、走るのが速い遅いがある30人の子どもたちですが、誰も、誰かを責めたり傷つけたりすることはなく、みんながただただ一生懸命頑張る姿に感動しました。4月の年長さんの初めてのリレーからいっぱい成長しました。4位になったクラスの子もまだ目に闘志が残っています!度々さんさんらんどに遊びに行ってリレーしたいねと教師たちで話しました。
今年の運動会はまさに子どもたちが主役で教師の心配をよそに堂々と振る舞う姿に驚かされました。子どもは「できる」と信じて送り出すことが大切だよねと園長が話しました。三葉っ子の明るく優しい、なんでも元気にやりぬく力は信じることを抜きには育たないと改めて感じる一カ月でした。
送迎でご迷惑をおかけした方もいらっしゃったかと思いますが、ご協力ありがとうございました。保護者の皆様のご協力、応援のおかげで無事に運動会を終えることができ、子どもたちの成長の喜びと心地よい疲れで胸がいっぱいです。
2023年10月17日 火曜日
「明日は運動会やけん、楽しみー♪」「僕は妹がおるけん、パパとママが来てくれるんよ!」と、子ども達の会話から明日の運動会への期待が膨らんでいることが伝わってきました。
今年は園舎建て替え工事に伴って、運動会をどこで行うかという課題から「何とか屋外遊ぎ場で行えるのではないか」と思案の末に決まったのは8月のことでした。本格的な練習が始まったのは9月でしたが、いよいよ明日!運動会本番を迎えます。「どうすれば三葉っ子らしさを発揮して、子ども達が生き生きと表現できるか」と知恵を振り絞りながら、グラウンドをどうしようかと考えました。考えに考えた末、「子ども達が慣れ親しんだ『さんさんらんどの園庭』で運動会を行うことが、このような状況下では不便なこともあるだろうけれど、これしかない!」という答えになりました。今年のテーマは「げんき!やるき!がんばるき!かがやくえがお みつばっこ」です。本番まで最後の練習日となった今日は、子ども達の元気ややる気が最高に高まっているように感じました。
三葉幼稚園の行事は、どれも「子どもの主体性」を大切にしています。昨日のブログでも少し紹介されていましたが、今年は進行も年長児が行います。それぞれの学年の競技では、準備から片付けまで子ども達がするのが当たり前の光景です。プレ年少児でも、教師に手を引かれるのではなく、これも保育園の時から幼稚園児の姿を見ていることもあるかと思われますが、自分で友達の後ろに並んだり歩いたりする姿には驚かされます。明日の運動会では、子ども達が自分で考えて行動したり、友達と助け合って表現したりする姿にも注目してもらいたいと思います。
今日はブログの写真を撮る為、年長児が練習している中にそっと入っていくと、子ども達が色々な言葉を掛け合っていることに気づきました。「列を真っすぐにせないかんよ!」「みんなで歩くスピードを合わそう!」「ちゃんと手を伸ばすよ!」どの言葉も人を責める言葉はひとつもなく、「みんなで力を合わせて頑張ろう!やり遂げよう!」という前向きな言葉ばかりで、聞いていた私はとても嬉しくなりました。
明日はそんな三葉っ子達の「明るく伸び伸びと笑顔いっぱいで一生懸命に頑張る姿」をご覧いただけると思います。たくさんの温かい声援や拍手をお願いします。
━運動会の番外編 工事のお話です━
今日は朝から工事の現場に大きな生コン車が何台も入ってきて、子ども達は驚いていました。10月から新園舎の基礎の部分の工事が始まり、約1万本の鉄筋が運ばれてきて、その鉄筋を結束した箇所は、なんと!10万箇所にもなったそうです。今日は約40台のコンクリートミキサー車がやって来て、基礎の部分にコンクリートを流し込んでいました。この基礎工事が終わると、いよいよ1階部分から新園舎が建てられていきます。運動会に加え、工事の進み具合も楽しみな子ども達です。
2023年10月16日 月曜日
運動会を水曜日に控え、「あと2回寝たら運動会!」「お弁当の日(水曜日)運動会だね!」などと子ども同士で気持ちを高め合い、園庭では子ども達の活気でいっぱいでした。まずは、園庭の整備から。子ども達はいつものように園庭に落ちている石拾いをしていました。すると、スピーカーから小さな音でオープニングで踊る「めっちゃ元気体操」が聴こえてきました。すると、子ども達は、自然と曲に合わせてリズムをとり始めました。しかし、目線は下で石拾いを続けていました。なんとも可愛く楽しい光景に思わず笑ってしまいました。
今日は総練習で衣装を着て本番通りに進めていく日でした。さんさんらんどの園庭の真上の空は綺麗な青空で山の周辺に青空を囲むように白いまるで真綿のような雲が浮かんでいました。その雲はどこか三葉っ子達を応援しているように見え、園長の指さす方を子ども達は嬉しそうに眺めていました。
練習では、年長児が運動会の進行をするようになったため、短期間で自分のセリフを覚え、進行する姿に年長児の頼もしさに感心するばかりでした。色々な新しいことに触れ、臨機応変に対応する子ども達には本当に産まれてまだ5年?と時々自分の目を疑うことがあります。年長児の踊りは、今日は隊形移動がなかなか上手くいかず、何度もやり直しがありました。年長児は前半と後半に出場するため青コースバージョンと赤コースバージョンがあるし、土日と2日もお休みしていたからか今日はなかなか合格になりません。実は先週、今の隊形にに変えて1日目さえうまく移動できていたのです。練習は明日1日だけですが、本番に強いのが三葉っ子の年長児です。大丈夫!!ご期待ください!
一方リレーでは、今日初めて〇〇組が1位をとりました。(本番までのお楽しみにクラス名は控えておきます、、)他の3クラスも負けてはいられません。日に日に年長児の顔つきが変わってきています。運動会に参加するミキスタディのお友達も今日のリレーではとても速くなっていて心強い仲間になりました。
年少児のかけっこの「だんごむし歩き」はとっても可愛いし、年中児の「三葉ねぶた祭り」の競争はまだまだ続くし、プレ年少児も音楽がかかれば他の学年の踊りでも身体が動きます。三葉っ子らしい表情や動きが色んなところで見られます。
あと1日の練習を子ども達と楽しみたいと思います。運動会当日まで2日間、体調管理をお願いします。
2023年10月14日 土曜日
外遊びが大好きで保育教諭が「お外行くよ」「お散歩行くよ」と声をかけるとロッカーから帽子を取り出す子供たち。自分のロッカーはまだ分からないので、目についた所から誰の物でもかまわず被ろうとします。しかし、自分で被ることができず、保育教諭にできないことをアピールしてきます。保育教諭がそんな子1人ずつ順番に被せているのを見て、Aちゃんは目の前に座っているB君の頭に帽子を被せようとしますが、うまく被せることができず、何度も挑戦していました。幼いながらも見て・真似て・やってみようとする姿を微笑ましく思うと共に大切にしていきたいと思いました。
準備ができるといよいよお散歩(遊ぎ場)に出発です。1歳児は長距離は難しいので散歩カートに乗って出発です。途中、園バスを見たり、地域の人と触れ合ったりしながら遊ぎ場に到着しました。ちょうど、幼稚園児が運動会の練習をしていたのでさんさんランドの汽車の滑り台の位置から見ることができました。この位置からは園児たちが走ったり踊ったりしている姿がよく見え、みんな釘付けで見ていました。時々、保育教諭が手を叩いて応援していると子ども達も手を叩きながら応援していました。ひよこで入園して過ごしていた子たちが、今プレ年少・年少・年中・年長さんになってあんなこと・こんなことができるようになったんだと大きく成長した姿を見て、感動しました。そして今のもも組さんが幼稚園児になりいろんな場面で成長した姿を見られるのがとても楽しみになりました。
また、もも組では少しずつ靴にも慣れるよう練習中です。カゴの中に靴を並べて置いているとカゴをのぞいて、自分の靴を探していたCちゃんは、靴が見つかると自分で履こうと頑張っていました。その顔はとても真剣です。やっと靴が履けるとそれぞれがトコトコ歩いて落ち葉を拾ってちぎったり、砂を触ったりして思い思いに遊んでいました。
1番小さな1歳児になったばかりのもも組さんですが、自分でしようとする意欲的が見られます。その気持ちを大切に自分でさせながら、さりげなく援助したり声をかけたりして達成感を味わえるようにしていきたいと思いました。
2023年10月13日 金曜日
運動会がいよいよ来週になりました。年少児たちも毎日練習に励んでいます。競技では、「かいじゅうのたまごわり」をします。恐竜の卵に玉を投げて割れると、かわいい恐竜が生まれてくるはずなのですが、なかなか割れず教師たちも玉を投げたり、叩いたり大慌て、色々やってみるのですが上手く割れません。卵を留めておく紙テープの調節が何度やり直してもうまくできず、すぐに割れてしまったり、割れないまま終わってしまったり、教師は焦るばかりでした。すると、古森先生が職員会で「うすい折り紙にして、切り目は真ん中に両横1センチほど残して切り目を入れるといい」ということを実際に見せてくれました。さっそく次の日折り紙で卵を留めてやってみました。うまく玉が当たるとテトリスのように折り紙が破れるのですが、子どもたちは玉を投げる力が弱くまた、卵に当たらない子もいます。
それを見ていた古森先生は、次に卵がぶら下がる紐はもう少し短くして、今度はセロハンテープで卵を留めてみてはどうかというアドバイスをしてくれました。セロハンテープは3箇所か2箇所か、真ん中の切れ目は何mmがいいのか、まだまだ試行錯誤しながらやっています。少しずつ玉を投げる力も強くなってきている子どもたち、運動会でどんなかわいい恐竜が生まれてくるのか楽しみにしていてください!!!
そしてもう一つ、子どもたちが大好きなかけっこでは、教師たちはついつい子どもたちが上手に並んで歩けないのではと心配で子どもの周りを取り囲むようにくっついて入場してしまっていました。すると、「またまた先生たちそんなに取り囲まなくても自分たちで歩けるよ。大丈夫だから〜」と古森先生に注意されてしまいました。3歳だから出来ないではなく、お兄さんお姉さんたちの動きをしっかり見ている3歳児には真似っこする特技があるのです。また、マイクで自分の名前を言うときも終わると次の友達に渡すのも初めてでしたができるのです。もう一つ、さくらぐみは前の友達がよーいどんしたあと、次の友達がかけっこの線まで移動するときに、立たずに「だんごむし」みたいに座ったまま行くことを教えてもらいました。降園前に、ひまわりぐみの友だちにもだんごむしを教えてあげ、一緒に練習をしました。
古森先生に2つの課題をもらい今まで以上にやる気になっている子どもたちです。子どもはできないのではなく、やりたい、やってみたいと前向きで、その気持ちを教師は汲み取って信じることを園長から教わりました。三葉幼稚園の3歳児たちは三葉の保育園から進級した子が多く、かなり発達が早いのです。いつまでも3歳だからできないと思い込んで手とり足とりしてしまう教師たちの方がしっかり成長しなければと恥ずかしくなりました。幼い子は何にでも興味があり、特にまねっこ大好きです。この運動会で教師が変わり子どもの成長に気付けるようになりたいと思いました。
2023年10月12日 木曜日
今年度の運動会を屋外遊ぎ場ですることが決ったのは、9月に入ってからでした。それまで園外に会場を探しては、練習はどうするか思案の毎日でした。そして、屋外遊ぎ場に何とか子どもが活動できる広さを確保できることが分かり、本格的に練習が始まったのは9月中旬頃からでした。私は間に合うだろうかとひやひやしながら、練習方法を考えていました。
そして、練習を始めるとついつい焦って口うるさくなってしまい、後味が悪い思いをしていたのですが、それを見た園長は「大丈夫よ。昨日よりもここが良くなった。」と、その都度褒めてくれると、子ども達の表情も動きも変わってきました。運動会まで残り一週間となった今週は、月曜日から園長も毎日練習に加わってくれ、少しずつ課題をもって修正してきて、子ども達も生き生きと練習を進めています。そして、今日も復習からスタートです。
鼓笛隊の旗の子たちは、月曜日からずっと数を数えること、かっこよく歩くことを課題にしてきました。一発目の練習では、まぁそれなりに動けていますが、まだまだ統一感がありません。それを見て園長も「みんなは誰に見せるために鼓笛をするの?見に来てくれるお父さん、お母さんのためだよね。みんな昨日よりもかっこよくなってるんだけど、もっとできるはず!数を数えて、声をそろえて、気持ちをそろえて、一つになって、今日一番頑張っているところを見せてね。」そして、今日はいつも自分たちのためにたくさん(口うるさく)指導してくれる担任の先生に見てもらうために「頑張ろう!」と、意気込んでスタートです。少し張り切りすぎて先走って動いてしまうことはありましたが、声を出してかっこいいところを見せようと、真剣に頑張っている姿がありました。まだまだ各パートごとに課題はありますが、毎日少しずつかっこよくなっていく子どもたちの姿に、特に今日は感動し、こんなにもみんなが揃ってできるのかと驚きました。声の掛け方や指導の仕方(特に良い所を褒めることで、教師の求める所を分からせること)が大切なことを園長の指導の仕方で教わりました。あと三回しか練習はありませんが、ポイントを押さえ、このかっこいい姿を保護者の皆様に見てもらえるよう、良い所を褒めながら練習していきたいと思いました。
一日一日子ども達の成長が見えて、楽しみです。