2025年6月21日 土曜日
ここ最近、雨が降ったり夏日だったりして保育室内で過ごすことの多いもも組。1歳児なりにどうすれば楽しく遊べるか考える毎日です。
雨続きだった先週、ゴミ袋を使っての遊びを取り入れてみました。カサカサ、ガサガサ、チリンチリン、ビリビリと保育教諭の方から聴こえてくる不思議な音に近寄って来て“何が始まるんだろ”とソワソワ様子を見に来る子ども達。45Lの透明と半透明のゴミ袋に鈴やカラーボール、広告などを入れ、扇風機の風の力を借りて膨らましました。大きな風船です!保育室にちょうど子ども達の手が届く高さで吊るしてみました。すぐに月齢の高い子ども達が興味津々にやって来て、思い思いに触り始めました。空気を入れ結んだ部分を掴みふりふり。中に入っているものが違うので、それぞれ違う音、見え方をする風船に「うわ~!」と喜んでくれていました。
その様子を近くで見ていた少し小さい子達も徐々に寄ってきました。同じ様に持ち手を持ってふりふりしてみたり、大きく両手を広げて捕まえてみたりと遊びを様々です。中には袋にほっぺをくっつけて感触を楽しんでいる子もいました。ハイハイやずりばいの子ども達もしっかり参戦です!一生懸命手を伸ばし袋に触れると大喜び。上を見上げて片手をついて体を支えながら振ろうとする姿がとても可愛かったです。
また、ゴミ袋のボールと大きな大きな風船も作ってみました。元がゴミ袋なので、子ども達ががっしり握っても引っ張っても風船と違ってちょっとやそっとじゃ穴も空きません。当たっても痛くないので、みんなケラケラ笑っていました。大きな大きな風船が動くと怖がって逃げる子もいましたが、自分の体よりも大きな風船や同じくらい大きいボールを持って歩いたり、転がしたり、みんなでバンバン叩いたりこちらも大はしゃぎです。
みんなで遊んで少しくたびれてきた大きな大きな風船に自分の力で乗ろうとしている子がいたので乗せてみました。表情は強張っていましたが、その様子を見ていた他の子ども達が次々にやって来ました。1人ずつ順番に乗せてあげるとやはり反応は様々で、怖がりすぐに降りたがる子、はじめは怖がりながらもすぐにニコニコ笑顔になる子。ゆらゆらグラグラと揺れる動きをそれぞれ感じてくれていました。
身近な素材を使って思った以上に喜び楽しむ子ども達の反応に、まだまだ遊びの幅は広がるなと思いました。これからも雨降りの日に限らず、異常な暑さが多くなる予想の夏日に保育室内でも存分に楽しめる遊びを工夫していきたいと思っています。
2025年6月20日 金曜日
先週の雨続きが嘘のように、今週は梅雨明けしたかのような暑い日が続きました。今日も涼しい所を見つけ、好きな遊びを楽しんでいると「屋外遊ぎ場にいる古森先生から連絡です。遊ぎ場にクレーン車やショベルカーが来ているから、見に来ていいよ!!」と放送が入りました。それを聞いた年長児と年中児は急いで遊んでいた物を片付け、バスに乗って出発しました。実は、屋外遊ぎ場に新しく遊具が設置されることになり、先日から工事が進められていました。その様子を見て帰園した年長児達は、お留守番をしていた年少児達に「クレーン車かっこよかったよ!「すべり台ができるよ!」「もうすぐ遊べるようになるよ!」と教えてくれました。それを聞いた年少児達は、大喜び!!みんなで遊べる日を心待ちにしています。
さて、来週から作品展が始まります.3階のホールに全園児の作品を展示するべく教師達は大忙しです。そのホールに入る手前の通路に長い大きな壁があるのですが、そこに年少児が壁面飾りを作ることになり、今週から作り始めました。テーマが「海」に決まると「魚がいる!」「クラゲもいる!」「タコもいるよー!」と話が盛りあがり、絵を描いたり、貼り絵をしたりして、各クラス協力して作っていきました。磁石の積み木で大きな船を作ると「魚釣りができるねー!」「クジラもいるかも!」とどんどん制作意欲がわいてきて、年少児の思いがつまった海が完成しました。作品展を御覧になる際に、こちらも子ども達と一緒に見ていただけたら、子ども達もとっても喜びます。作品展示は、只今絶賛準備中です。全園児、1人ひとりが心を込めて描いたり作ったりして楽しい作品が完成中で誰1人、同じ作品はありません。教師が書いたコメントと共にご覧になってください。
お待ちしております。
2025年6月19日 木曜日
ピンポンパンポーン♪
「幼稚園のお友達にお知らせします。今日はとても暑い日です。どれくらい暑いかっていうとね、みんながお熱が出てお医者さんに行ってお休みしなければならない程お外が暑いの。だからそんな時にお日様が照るところで長い時間遊んでいると、日射病という病気になって救急車で病院に行かなければならなくなります。お外で遊ぶ時はテントの下の日陰で遊びましょう。砂場も涼しいね、後は泥場も涼しいかな。お茶を少しずつ飲みながら涼しい場所で遊びましょうね。」
登園後すぐに古森先生からの放送がありました。今日の松山の気温は32℃、快晴の1日でした。そんな日でも涼しく遊ぶ方法があるのです。放送がなってすぐに園庭を見てみるとあちらこちらにテント、テント、テント…2階から見るとどこで子ども達が遊んでいるのか分からないくらい上手にテントの中に入って遊んでいます。
さっそくたんぽぽ組も戸外に行ってみることにしました。戸外に行く時は必ず帽子と水筒を持っていくということが習慣づき、自分で出来るようになりました。階段を降りる時には1列になって手すりを持ち、ゆっくり降りて戸外に出ると水筒を置いて…さぁ遊ぼう!!
テントの中ではしゃぼん玉、魚釣り、盆踊り…そして砂場に泥場、子ども達はちゃんと涼しいところを見つけていました。汗をかいたり、暑くなったりした時は、座ってうちわをあおいで休んだり、水分を摂ったりして、体調に気を付けながら遊んでいます。
そしてそして…今日の暑さのタイミングで本格的な水遊びがプレもスタートです。暑い日にはとっておきの水遊び。お兄さん、お姉さん達が水着に着替えてみんなのひざ程度の水が入ったプールに足をつけて遊んでいるのを見て、「やったぁー!」「するするー!」もうみんなワクワクです。初めての水遊びだったので、たんぽぽ組は今日は服のまま足だけ水につけてみることにしました。「きゃー!楽しいー!」「冷たいー」笑い声、はしゃぐ声、大騒ぎの子ども達。
これからこのような暑い日には様子を見て水遊びをしていきます。プールカードに◯✕の印、そしてプールバックの準備をよろしくお願いします。水着を使わなかった日は園で預かりますが、プールカードはシール帳に挟んで持ち帰りますので毎日持たせてください。熱中症にならないようにこれからもこまめに水分を摂ったり、日陰で遊べるよう配慮したり気を付けて夏の遊びを楽しませたいと思います。
2025年6月18日 水曜日
実は、先日職員会で「あまのがわ」という言葉がでてきたのですが・・・実際に見たことがある!という先生は古森先生だけで、恥ずかしながら教師達は本物をまだ見たことがありませんでした。「宇和の方に行ったらとっても綺麗に見えるよ」と教えて頂いたのですが、うーん…なかなか行けないなぁ。と思っていると、「プラネタリウム観に行ったら?何年か前の卒園生達は行っていたでしょ!」とアドバイスをもらい、「そうだった!その手があった!!」とすぐにコスモシアターの方に連絡を入れ、素敵な星を教えてもらおう!ということになったのです。それを子ども達に知らせると、年長・年中児達も大喜び!!初めて行く!という子達も多く、まだかまだかと、今日を楽しみにしていました。さぁ、バスに乗ってコミセンへ出発です。バスの中では「どんな星でてくるかな?」、「まだ朝なのにどうやって観るんやろね!」とそれぞれが楽しみにしている様子がありました。
コスモシアターの中の座席に座ると、まずは約束事です!1.中では飲んだり食べたりしないこと。2.立たないこと。3.他のお客さんも使うから汚さないこと等、いくつかの約束をしていよいよはじまります。
今日の星を映してくれるのは、たこの吸盤みたいな形の「プラネタリウムくん」です。ひつじ組のAちゃんは「え!あそこから星がでてくるの?凄すぎるプラネタリウムくん!!」と目をキラキラさせていました。お話が始まる前にコスモシアターのお姉さんが星について教えてくれました。「星の色は、黄色だけじゃなくて他のもあるんだけど分かるかな?」と言うと、みんなが映された星をよーく見はじめました。すると、「赤!赤色のがある!!」と、何人かの子ども達が見つけました。大正解!!年をとった星は赤く色が変化していくことを学びました。次は、「三角の星を見つけてみて!」と言われ、子どもたちは真剣に探します。春の大三角です。星を使った三角形!見つけるとみんな嬉しそうでした。
その後、毒針を持っているカニ?ザリガニ?ではなく「サソリ座」と、おとめ座、しし座を教えてもらいました。昔の人はいろんなことを見て、考えて、表現してすごいなと私自身改めて考えさせられました。いよいよ楽しみにしていた、「ドラエもん宇宙の模型」のお話しです。私達の住んでいる地球の他に水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星・・・などの素敵な星が出てきました。星が動くと「おお!!」と感激し、ドラえもん達が舟に乗って進む時には、子どもたちも「椅子が重いてるみたい!」と一緒になってワクワク!ドラえもんの歌を口ずさみながら、とっても楽しい時間でした。
話しの内容は子ども達に聞いてみて下さいね!プラネタリウムが終わると、みんなでお弁当を食べて、外や室内で、周りの方に迷惑にならないよう遊ぶこともできました。
コスモシアターの皆様、今日はありがとうございました♥
帰ってからも楽しかった話がつきない子ども達でした。そしてなんと!!今夜は、火星とレグルス(しし座)が近くに見える日だそうです。火星はよく動くので今日だけだそうです。子どもたちの楽しかった話を聞きながら、家族みんなで星の観察をしてみて下さい♪
2025年6月17日 火曜日
園内田植えで植え方を教わり、1人1株ずつ練習していた年長児。今年は家から持ってきたペットボトルに小さな自分だけの田んぼを作り、1株ずつ植えたことでレインボーファームでの田植えへの期待がとても高まっていました。年長児にもなると服装について話す子がいて朝から「汚れても目立たないように黒い服にした!」「短いズボンがいいけん小さめなズボンを選んだよ〜」と今日のコーディネートについて友達同士で見せ合う子どもの姿も見られました。さぁ、レインボーファームへ出発です!園では、他の学年の子ども達が「いってらっしゃーい!」とお見送りをしてくれました。
レインボーファームには、沢山の野菜、植物があり、緑が広がっていました。それに加え、今日は天気が良かったので綺麗な青空がマッチしていて子ども達は引き込まれるかのように歩いていきました。
田んぼの中には、田植えの準備をしようと先に着いた教師が入っていました。子ども達は、教師の足を見てびっくり!あまりの土の深さにズボンをくるくる、グイグイと上げる子ども達でした。驚き・不思議・期待など色々な気持ちを持っていざ田んぼへ。ゆっくりどんどん沈む足、柔らかく何とも言えない土に「うぉ〜」と足を入れた1発目はみんな声を上げていました。らいおん組のAくんはどんどん入っていく足に「(田んぼに)食べられる〜」と言っていたそうです。赤いリボンの目印を目指してゆっくり三葉の遊びで自然に鍛えられた体幹で歩いていく子ども達。表情は真剣です。1人5株という任務をそれぞれの思いで植えることが出来ました。田んぼから帰りには少し余裕を見せ、「せんせ〜!」と手を振りながら歩く子もいました。
手も足もドロドロ、教師が手洗い用の水を用意し忘れていると古森先生がいいところ見つけた〜とあるところに連れて行ってくれました。そこは、綺麗な川の水が流れる用水路。汚れを落とすだけでなく、水は冷たく、あたたかい身体を冷やしてくれました。自然の力を借りた瞬間でした。(他の水でも洗っていますが、取りきれてきない汚れがあります。よく洗ってあげてください。)
稲に付いているピンクのものを持ってきた古森先生。年中の頃、年長さんが園で育てていたもち米を一緒に観察していた子はピン!と思い出し、声を上げていました。それは、タニシの卵(この赤い卵は外来種だそうです。)田んぼには、タニシだけでなく、おたまじゃくしやアメンボ、周りにはバッタやちょうちょうなど色んな生き物がいました。
田んぼを管理している学さんが田植え機での田植えを目の前で見せてくれました。大迫力の機械に歓声が上がります。今回は特別にクラスの代表が機械に乗ってみることになり、「おーい!」とお互い手を振り合っていました。機械での田植えが多い中、今日、子ども達の手で植えられた体験は、子どもも大人も大切にしていきたいと思います。
今回もレインボーファームの方がふかし芋を準備して下さっていました。今回のお芋は赤いお芋「レッドムーン」前回とは違うお芋を頂くことが出来ました。ありがとうございました。学さん、レインボーファームのおじさん、おばさん「今日もありがとうございました」と今までもこれからもよろしくお願いしますという気持ちでお別れしました。10月の稲刈りまでに稲の成長を見届けに行きたいと思います。どんなに大きくなっているのか楽しみです。
2025年6月16日 月曜日
今日は、梅雨の合間の蒸し暑い1日となりました。先週、全身がどろどろになるぐらい泥遊びを楽しんだ子どもたちは、朝のバスの中でも「今日は何をして遊ぼうかな?」とつぶやいていました。たんぽぽ組のKちゃんも外を見て雨が降っていないことを確かめて、「今日、お外で遊べるね!!」とにこにこ笑いながら話していました。
所持品の始末をしてから園庭に遊びに行った子どもたちは、好きな遊びのコーナーを見つけて、元気に遊び始めていました。暑い日はより一層、水汲み遊びや魚つりのコーナーが大人気です。たんぽぽさんから年長さんまでが混じって、水の心地よさを楽しんでいました。
また色水のコーナーでは、年少さんたちが集まって、色水づくりをしていました。幼稚園の駐車場に咲いているタチアオイの花を選んだすみれ組のIちゃんは、水の量を調整したり、棒でこする回数を増やしたりしながら色水づくりをしていました。完成すると、「先生、きれいな紫になったよ。」と嬉しそうに見せてくれました。また、たんぽぽ組の子どもたちが色水のコーナーにやってくると、「このお花できれいな色水が作れるよ。」と優しく教えてあげるお兄ちゃん・お姉ちゃんたちの姿が見られました。最初は、年中さんや年長さんが教えていましたが、他の遊びのコーナーに行ってしまうと、年少さんが真似をして教えていました。まだまだ年少さんなので、年長さんや年中さんのように上手に教えることはできませんが、色水を入れるカップを持ってきてあげたり、順番を代わってあげたり年少さんでもできることを自分たちより小さいたんぽぽさんにしてあげようとしているのでした。いろいろな学年と関わり、お兄さん・お姉ちゃんのかっこいいところを真似しながら、成長していって欲しいと思っています。
2025年6月14日 土曜日
朝から強い雨が降っていた日、登園して靴を靴箱に入れに行った幼児たちが、口々に「あめ!あめ!」と言っていました。靴箱の向きを変え、外がよく見えるようにすると、えんていを傘をさして歩いている幼稚園児たちの姿が見られました。幼児たちは幼稚園児たちの動きに興味津々。そんな保育園児たちの様子に気付いたお兄さん・お姉さんたちが「おーい!」「おはよー!」と手を振ってくれました。子ども達も嬉しそうに手を振り返し、お兄さん・お姉さんの方へ行きたくてウズウズしている様子でした。そこでお部屋に戻り広告紙で傘を作ることにしました。出来上がった傘を持つと、「あめ!あめ!」と言いながらテラスへ行き、近くにいたお兄さん・お姉さんたちに見てもらいました。「かさだー。」「いっしょやね。」と言われ、えへへ~と笑う保育園児たち。1・2歳児にとって優しい幼稚園のお兄さん・お姉さんは1番大好きで何をしていても興味ある存在なのです。
そして次はバルーンを作りました。以前もした遊びなので、保育教諭が紙を貼り合わせていると、押さえてくれたり紙を持って来てくれたりする子もいました。完成したバルーンを持ち上げると子ども達がバルーンの下に集まってきて、上下するバルーンに大興奮!盛り上がる中、ふと横を見ると、1枚の紙の端を持ち、バサバサと振っている子がいました。それに気付いた子が一緒の持とうとします。そこで小さめのバルーンを作ると、両端をそれぞれが持ち、上へ下へバサバサ!保育教諭の真似っこをしていたのでした。
雨の日でも身体を動かそうと、巧技台や大型のスポンジ積木を使って遊んでいますが、踊りや手遊びでも全身を使って楽しんでいます。跳んだり走ったり、回ったり子ども達は踊りが大好きですが、最近のお気に入りは『さんぽ』です。これは週に1度のスポーツダンスのサーキット歩きのも使われている曲なので、子ども達は自然と「あーるーく!」と歩き始めます。そんな中、いつからか友達と手をつないで歩こうとするようになりました。近くにいる友達に手を伸ばし、”つなごう”と目くばせや仕草で伝えます。2人、3人、4人と増えていくこともあれば、うまくつなぐことができず泣いたり怒ったり、ということもあります。保育教諭がつなごうとしても”ちがう!”と拒否され友達がいい様子。友達との関わりを楽しむようになってきた子ども達。思いが伝わらずトラブルになりやすいこの時期ですが、うまくいかない思いを受けとめ、仲立ちとなりながら、友達と一緒に遊ぶことへの興味・関心を広げていきたいと思います。
そして、金曜日、年中さんが駐車場にびわを採りにいくとのことで「ひよこ組さんも一緒に行く?」と誘ってもらいました。代表でれもん組さんの4人が、年中さんに手をつないでもらって行きました。枝付きのびわを採って来てくれたので、ここでももぎ取り体験!保育教諭の真似をしてクルクルと回したり、グイッと引っ張ったりして取れると、友だちに見せてあげていました。「びーわ!」「びあ!」と興味津々の子どもたち。給食の時にみんなで分けっこして食べました。
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